Autogenesis diary

日々思う事やイラスト制作日記。

大事なものを捨てても、気がつくのに3年かかるときもある。

娘の勉強に付き添っていると、どうしても自分の中学の時を思い出す。

 

中学1年。小学6年の時に悪さをして母親を泣かせてしまった僕は、どうにかして挽回しようと勉強に力を入れていた。

 

中学1年の頃には、志望校も決め、自ら進学塾を希望し、家に帰ったら勉強という流れを作っていた。

 

志望校といっても、動機はたいしたことなく、大学の進学率と私服だったという位のもので、何かを学びたいとか、そういった目標など全くなかった。

 

あんなに毎日練習していたスケートボードも一切やらなくなり、友達も変わっていった。

 

全く遊んでいなかったわけではないけれど、遊び方が変わっていった。

 

正直に言うと、あまり楽しい思い出がない3年間だった。

 

進学塾はランク分けされていて、入ったときは一番下のクラスだった。

 

父親とも、その時にどんな流れかは忘れてしまったが、口論になり、たまたま振り払った腕が父親の顔にあたり、ケンカになった。

 

悔しかった僕は、猛勉強をして一番上のクラスにまで上がっていった。

 

ただ、何かが物足りないとずっと思っていた3年間だった気がする。

 

志望校も結果、第一希望は落ち、第三希望の高校に行くことになった。後半学力が低下したからだ。志望校もたいした理由があった訳ではないので受からないのも当然のような気がする。

 

受験も終わり外を歩いていると、スケートボードをしていた頃の友達とすれ違った。

 

その友達はまだスケートボードを続けていたようで、凄い勢いで走り抜け、技を決めていった。

 

自分はこの3年間、何をやってきたのだろうか・・・。ふとそう思えてきた。

親に認めて貰おうと、大事なものを捨てたのは誰のせいでもなく自分しかいない。

 

そう感じた僕は、高校からスケートボードとサーフィンを始めるようになった。何かを取り戻したかったからだ。

 

娘を見ていると、圧倒的に勉強をしている時間が短い。ただ、学校生活は楽しんでいるように見える。

 

親なので、勉強をするようにと言いますが頭の片隅では、勉強よりも大事なものはなくさないで欲しいと願っています。