Autogenesis diary

日々思う事やイラスト制作日記。

変わらないもの。そして時代の流れについて。

参観日などで学校に行くと、いつも思う。

自分が子供だった頃から、あんまり変わってないな・・・と。

いろいろと事情があって仕組みなど、なかなか変えられないのも、わかります・・・が、もうかれこれ何十年も経っているんだからもう少し変わってても良いんじゃないかな〜と。

今って、かなりのスピード性が求められていると思うんです。何か調べるのも、スマホであっという間。今後、決断力の早さというか、瞬発力というか、そういうのがもっと求められる時代になるはずなんです。

アメリカの飛び級制度とかみると、ほんとにかなわないなって気がしてきます。

当時と変わらない学校を見ていると懐かしいな〜とか、そんな感情など到底なく、不安で、恐ろしいなという気持ちでお腹いっぱいになります・・・。

で、何が言いたいのかというと、僕は日本の学校教育の否定とかを言いたい訳ではなく、変わらないのって怖いな・・・ってことなんです。

世界は凄い勢いで変わっていきます。

怖いのは世界が変わっていってることに気がつかないで過ごしていること。

ですが、時代が変わっていることを知っていて、敢えてスタンスを変えないというのは時としてありになるんですよね。それが伝統になったりして残っていく訳です。ですが、伝統として残るのってやはり、根本がしっかりしている。そしてすべてのものを伝統として残すことは出来ないんですよね、この世の中。いらないものはどんどんと消えていきます。伝統は少しで十分な訳です。

なので、伝統として残す方向で突き進んでいくのか、それとも新しいものを確立していくのか、世界の流れを知った上で決めていかない限り、すべてが中途半端に終わる訳です。

ファッション業界もいま凄いですよね、どんどんとブランドが消えていく・・・。ちょっと寂しい気持ちになります。ですが、残っているブランドも実際にはある。そしてそのブランドが果たして伝統だけで残っているかというと、そう簡単なものではないと僕は思います。時代の流れを読み、ブランドイメージを保ちながら様々な形で変容して残っていく。

僕、ファッションの移り変わりって好きなんです。基本は身に纏うもの。流行という流れにのり、凄い勢いで進んでいく。ですが、巡り巡ってまた昔の流行が戻ってくるタイミングがあるんですよね。そして、その戻ってきたものはそのままの形ではなく、時代に合わせた形で変わって戻ってくる。なんか時代の流れの縮図を見ているようで、楽しいんです。

では、僕はどうありたいか?変わらないでいる不安は嫌いですが、いざ変えるのもなかなか度胸がいる。まるで日本の学校教育のように中途半端です。なので当時と変わらないでいる学校に行くと僕は不安な気持ちになるのでしょう。なんとかファッションの流れのように、様々な変容を見せながらベースは変えずに進んでいきたい。なかなか難しいですが、そうしたいのです。

そこには、伝統派で描いている父の影がチラチラ見えてきますが、その話はまたの機会で。

また新たな作品が出来るよう、制作に戻ることにします。

読んで頂き、ありがとうございました。

Autogenesis