Autogenesis diary

日々思う事やイラスト制作日記。

江ノ島、最高です。

はじめて湘南の海に入ったのは高校3年の時だった。

 

僕が中学に入る頃、父はどんな理由だったのか定かではないがいきなりサーフィンを始めた。スケートボードを小学生の頃からやっていた僕はサーフィンも余裕で乗れるだろうと思い、ある日軽い気持ちで父と一緒にサーフィンをしに千葉の海へ向かった。

 

生まれてはじめてのサーフィンは自分が思っていたようには勿論上手くはいかず、正直ボードに立つのが精一杯・・・。みんなかっこよくパドリングしてアウトサイドに向かっているのに対し、自分はインサイドの小波でさえあたふたする始末。こんな筈ではなかったのに・・・と心の声が聞こえてくる。

 

その後、週末に必ずといっていいほど海に向かい始めたのは、波にはじめて押された時の速さが忘れられなかったからだ。あの時、思わず「うわっ!はやっ!」と声が出たのを覚えている。考えてみれば自然の力を肌で感じ、一体化するようなあの感覚はあれがはじめてだったのかもしれない。

 

それからというもの、少しでも上達しようと真冬にも海に行って練習をした。千葉の海の水は本当に冷たく、車の中で着替える時、体の震えで車がガタガタと揺れていたのはなかなか面白い経験だった。

 

それから3年後、決して上手くはないけれどなんとか波に乗れるようになった。危うく大怪我という経験もあったけど辞めずに3年やっていれば少しは乗れるようになるもんですね。

 

そしてある台風の翌日。いつも入っている海が完全にクローズの日があった。とてもじゃないけどサーフィンが出来る状態ではない。いつもなら千葉の某ポイントに行ってみたりするのですがこの時は何故か湘南に行ってみようということになった。

 

湘南・・・!その響きは千葉の海以外に入ったことのない僕にとって正直ドキドキ意外なかった。それは江ノ島を見ながらサーフィンしてみたいという憧れがあったからだ。

 

そしていざ海ほたるを抜け、逗子のほうから湘南に入っていくとそこには物凄い大きさで形の良い素晴らしい波が立っていた。僕のレベルではとてもじゃないけど乗りこなせない大きな波。そしてそこに向かっていく熟練したサーファー。本当に圧倒された景色だった。

 

そして父も僕も颯爽と海へ・・・ではなく、とてもじゃないがこれは無理だと判断・・・。なんとか入れそうなところはないかと探していたところ江ノ島のすぐ隣にうちら親子でもなんとか入れそうな波が立っているのを発見。それでも結構波は大きく真剣になって波に乗っていたのを覚えています。

 

そしてパドリングしながら見る江ノ島はとても綺麗で、とても最高な時間を僕に与えてくれました。

 

そして時は経ち、先日家族で湘南に行くと江ノ島が綺麗な空の下、存在感のある姿を見せてくれた。

 

そして今回、あの時波待ちをしながら心で叫んでいた

 

「ここが七里ヶ浜かー!」

 

と思っていた場所はどうやら七里ヶ浜ではないことが判明・・・( ̄O ̄;)。

 

なんともはや・・・。地元でないとこうなります・・・。でもいいです。とてもいい時間を過ごせたので。

 

それにしても江ノ島って存在感ある綺麗な島だなと本当に思う。

 

高校3年の時に見たあの景色と思いが蘇ってきたように感じました。

 

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